FEC自給圏構想をご存知ですか。


「FEC自給圏」という言葉は、私の尊敬する評論家の内橋克人さんが提唱されている構想で、

  1. Food (食糧)
  2. Energy (エネルギー)
  3. Care (介護・福祉)

を地域で自給し、自立し安定した地域社会を創ろうという考え方です。


現在の日本の状況を見てみると、地域間の格差や社会的な経済格差も広がり、グローバリズムの掛け声の中で、益々生きにくい状況が生み出されようとしていますが、それらに対抗して地域社会を守るには、FEC自給圏創りが欠かせないという主張です。


国・地方を合わせた借金が1000兆円を超えるという現状では、国家経済の破綻も近いと言う声も多く聞かれますが、その前にすでに実質的な増税が始まり、我々一般庶民の生活はますます苦しくなってきています。


そんな中でも、早めに生き残りの為の手を打たないと、アルゼンチンやロシアのような大混乱に陥る可能性が十分にあるという見方もあります。(もちろん、杞憂かも知れませんが。)


あとどのくらい時間が残っているのかは、「神のみぞ知る」ですが、自分の家族や郷土を守る為には、このFEC自給圏構想の方向に社会を向けて行く努力をする必要があると私は信じています。


具体的に何をするのかは、私には私なりのビジョンがありますが、機会がありましたら、おいおいこの場を借りて、公表して行きたいと思います。


できれば、これを読ん下さっている皆さんにも「FEC自給圏構想」に注目して頂ければと思います。


 参考 NHK人間講座テキスト 「共生経済」が始まる 競争原理を超えて (2005.2〜3月放送)
    書籍 「悪夢のサイクル」ネオリベラリズム循環 内橋克人著 文藝春秋